「BIOHAZARD RE:2」発売記念に書いた話です。バーキンをテーマにした小説はずっと書きたいと思っていました。あのウェスカーがバーキンを見て、自分の科学者としての限界を考え始めるほど、彼の人生観に影響を与えた天才科学者ですからね!
公式では、バーキンはウェスカーへ少なからず友情を感じていたようですが、ウェスカーがバーキンへ友情を感じていたかは定かではありません。
ただ、バーキンが自分よりも優秀、天才的な科学者であることは認めていました。そして、幹部養成所時代からの長い付き合いでもあるので、バーキンに対して信頼感はあったと思います。
バーキンは死亡したようなエンディングでしたが、死んでいません。G-ウィルスの生命力により、あの後は完全に自我を失った姿で、レオンとクレアの前に立ちはだかります。
ヒロインが言ったラストの言葉は、ヒロインはバーキンの研究熱心な面を引き継ぎ、ウェスカーはバーキンが創り上げたG-ウィルスを利用していくことを意味しています。
また、この話はバーキン、ヒロイン、ウェスカーの三角関係としても読めます。ラクーンシティを出た後、ウェスカーがヒロインを誘ったのは、同僚のよしみとしてだけでなく、自分の側に居て欲しいという意味で言ったと解釈することもできます。