The Ghost Ship・あとがき

「RE:2 The 4th Survivor」のリメイク記念で書きました。バイオ2のパラレル「Operation Raccoon City」に登場するデルタチームの話も前から書いてみたかったので、今回はハンクの弟子・ベクターを登場させました。ハンク、ベクターがヒロインより先輩に当たる設定にしたかったので、舞台はハンクが登場する「4」か「リベレーションズ」にするか迷ったのですが、「4」のハンクは前に書いたので、今回はリベレーションズにしました。

ベクターは①任務中②ハンクと話すときの一人称は「私」①同僚・目下の人間と話すとき②プライベートで話すとき③感情が昂ったときは「俺」で統一しています。紛らわしいですが、オペラクの日本語音声で「私」と「俺」の両方を使っているので、なるべく原作に合わせています。

ベクターは「自分以下と見なした相手には、冷酷非情に接する男」という厳しい人物ですが、オペラクをやってみるとただストイック過ぎる態度が冷酷に見えるのであって、ウェスカーのように非情ではないのではと思います。
無能と思う人に冷酷になるのも、自分はそれだけ優れているという自負、自他ともに厳しいことへの裏返しであり、ハンクに似てプロ意識が強い、完璧主義な人なんだなという印象でした。

そうなると、ベクターは基本冷酷なのは任務においてということで、普段はそうではないのかなと。そこで最後、ヘリから降りるときヒロインが降りやすいように銃を渡せと言ったり、転ぶなよと心配して声をかけたり、向上心があると見込んだヒロインには自分のスキルを教えようとするなど、人間らしい一面も見せています。


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